こんにちは、里子です♪
今回は帝王切開の麻酔注射は痛いのか?
手術台の上で不安になる話を聞いてしまって心配だったけど・・・
意外と大丈夫でした!
注射への恐怖心のほか、手術を受ける前に心配だったこともあわせて書いたので、
「帝王切開の麻酔が怖いな~」と感じている人に読んでいただきたいです。
私が2回出産した千船病院での経験に基づいた話になります。
私が帝王切開になったワケ
ズバリ!
1人目のポンちゃんが逆子だったからです。
逆子で破水すると、
赤ちゃんよりも先にへその緒が出てきて、
赤ちゃんに酸素がいかない可能性が高く危険!
だから逆子の場合は帝王切開になります。
当時の私は、普通分娩を経験してみたいと思っていたから、
逆子を治す体操をしたり、すごく痛いお灸にも通いました。
だけど一度も戻ることなく、手術当日の朝も逆子のままだったから帝王切開になりました。
帝王切開をした人は、
その後の出産も基本的には帝王切開になります。
理由は、
一度手術で子宮を切ると次の分娩のときに傷跡が開き、
子宮が破裂する可能性があります。
このリスクを避けるために帝王切開をします。
だからピヨちゃんの妊娠がわかったときは、最初から帝王切開と決まっていました。
今となっては普通分娩・帝王切開どちらでもいいと思っていたから、帝王切開だと手術日が早くから決まり、いろいろと予定が立てやすく、むしろ便利だと思いました!
帝王切開の場合、授乳服は前開きのワンピース型がオススメです!
下腹部に傷があるのでズボンだと当たったら痛いので^^;
帝王切開の麻酔
帝王切開は「お腹を切る」ってことも怖いけど、手術前の「麻酔」が怖くないですか?
私は麻酔の注射がめちゃくちゃ怖かったです!
予定帝王切開だったので、2回とも下半身麻酔でした。
麻酔は胸から下だけに効くものだったので、意識がはっきりしています。
だから手術中もおしゃべりできるし、赤ちゃんが出てくる瞬間の産声も聞くことができます!
出産の瞬間がわかるからのはうれしいけど、意識がはっきりしているぶん、手術前の麻酔が怖い。
麻酔は次の2種類をしました!
- 硬膜外麻酔 … 手術後の数日間の痛みを抑える麻酔
- 脊椎麻酔 … 手術中の痛みを抑える麻酔
1、2とも背骨に打ちます。
この2種類の麻酔を私が恐れる理由、それは
麻酔注射のために、痛み止めの注射を事前にするってことです!
注射のための、痛み止め注射って…。
どんなけ痛いねん!!!
って思いませんか。
もうね、いやなドキドキしかありませんよ。
麻酔を打つまでの準備
手術室に歩いて入り、手術台に上がってからのことです。
手術台に上がると麻酔科の助手らしき人(麻酔医?)から
「横向きになって、丸まってください」
と言われます。
手術台でドキドキしながら丸まっていると、
「おへそを見るように丸まってください。」
と、妊婦にはかなり窮屈な体勢を指示されます。
怖いー、ドキドキするーーー!
と思っていると、
「注射するときは言うので大丈夫ですよ!」
と優しい言葉をかけてもらえました。
注射を打つ場所の確認で背骨を何度か触らます。
ドキドキするからしゃべりまくる私。
そのせいで墓穴を掘る私…
今から打つ注射って痛いんでしたっけ?
「たしかポンちゃんの時は、痛いって聞いていたわりに大丈夫だったな~」
なんて思いつつ、病院の人に聞くと
ごくまれにですが、痛み止め注射が痛すぎて打てない人がいます。その場合は硬膜外麻酔はしないです。
へ?
痛すぎて注射ができない?
聞くんじゃなかった~!!
と不安増幅にしかならないおしゃべりタイムとなりました。
硬膜外麻酔
「痛み止めの注射が痛すぎて、打てない人がいる」と聞いた麻酔の方です。
怖い~!!
と思いつつ痛み止め注射を受けたけど、
もちろんチクッとした痛みはあったけど、
飛び跳ねるほど痛いってことはなかったです!
痛み止め注射をした後に、やっと本番。
麻酔の注射をします。
麻酔の注射は、
カテーテルという細い管を背骨に入れ、このカテーテルから麻酔薬を入れて麻酔をかけます。※
痛さに関しては、
痛いという感覚はあまりなく、背骨あたりにグググッ、グググッと管が入ってきているのがわかり、気持ち悪い感じでした。
予防接種のように「チクッとしますよ、はい終わり~。」みたいに一瞬ではなくて、少しの間(1分ほど?もっと長いかも)グググッと背骨あたりになにか入ってくるのが続くので、怖いし気持ち悪かったです。
管が入ってしまえば、痛みはなかったです。
麻酔薬がきちんと背骨の中に入っているか確認して完了。
※硬膜外鎮痛法
背骨のところにある「硬膜外腔」という場所に細くて柔らかい管(直径1mmぐらい)を入れ、管から薬を注入して痛みをとる方法
(引用元 一般社団法人 日本産科麻酔学会)
脊椎麻酔
続きまして、脊椎麻酔です。
こちらも痛み止めをしてから打ちました。
注射の痛さがどんなだったかは、じつは忘れてしまいまして・・・
調べたところ、先に書いた硬膜外麻酔も脊椎麻酔もほぼ手順は同じようです。
私の場合、先に打った硬膜外麻酔が怖すぎで、硬膜外麻酔が無事に終わったらホッとして、脊椎麻酔の怖さについては全然覚えていません。
なんとなくですが、
すぐに打ち終わったような記憶は残っています。
打ち終わるとすぐに麻酔が効き、胸から足にかけての感覚が無くなりました。
脊椎麻酔のときは注射の怖さよりも、ちゃんと麻酔が効くのかが気になりました。
麻酔が効いているかの確認方法は、
足から胸元にかけて氷を当てて冷たい感覚があるかチェックをするというものです。
麻酔が効くと冷たい感覚は全くありませんでした。
だけど引っ張られたりすればわかります。
自分の体をゴソゴソ動かされている感覚は残るのが正常とのことです。
ゴソゴソ感はあっても痛みは全く感じないので、安心して手術を受けてくださいね。
脊髄くも膜下麻酔
「脊椎麻酔」、「腰椎麻酔」とも呼ばれ、帝王切開ではもっともよく用いられる局所麻酔の方法です。この方法では背中の腰のあたりから脊髄くも膜下腔という場所に薬を投与します。投与される薬は局所麻酔薬のみ、または局所麻酔薬と医療用麻薬の両方を合わせたものです。
(引用元 一般社団法人 日本産科麻酔学会)
麻酔が効いてから手術をする
ありえないとは思いつつ、心配になったことがもう一つあります。
手術って自分にとっては大ごとだけど、病院にとっては一日にいくつもスケジュールが組まれている日常的なもの。
1つの手術が長引けば、あとの手術にも時間的な影響がでるはず。
関わっている医療スタッフも多数いるわけで、拘束時間が延びてしまいます。
もしかして麻酔が効いていなくてもスケジュール通りに手術を開始されるかも?
と心配になったので事前に麻酔科医に確認しました。
すると、
麻酔が効いてから手術をするるので安心してください。
麻酔が効いてないと患者さんが痛がったりして手術が長引くので、ちゃんと効かせた方が結果的に手術時間が短くて済みます。
と話されていました。
まとめ
いかがでしたか?
麻酔が「痛い」or「痛くない」ということを知ったからといって、麻酔なしに手術を受けるわけじゃないし、いくら情報を得たところで実際に受けるとなればドキドキすると思います。
だけど、意外に大丈夫!
どうにかなるってのが正直な感想です。
怖くて手をつないでもらったのも今となっては良い思い出♪
意識がはっきりしているおかげで赤ちゃんが生まれた瞬間の産声を聞くことができます!
赤ちゃんが生まれる。
人生でそう何度も経験することのない瞬間が待っています。
リラックスして手術に臨めれば最高ですね♪